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馬飼
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うまかい
ふりがな文庫
“
馬飼
(
うまかい
)” の例文
かような次第で新羅の國をば
馬飼
(
うまかい
)
とお定め遊ばされ、
百濟
(
くだら
)
の國をば
船渡
(
ふなわた
)
りの役所とお定めになりました。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
また不思議にこの捨松は馬をあつかうことが上手で、まだ年もいかない癖に、どんな
悍
(
かん
)
の強い馬でも見ごとに鎮めるというので、大勢の
馬飼
(
うまかい
)
のなかでも褒め者になっている。
青蛙堂鬼談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
それがしの部下に、
戈定
(
かてい
)
という者がいます。これが張遼の
馬飼
(
うまかい
)
と兄弟なのです。依って、密かに
款
(
かん
)
を通じ、城中から火の手をあげて、張遼の首を取ってみせんといっております。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
馬の食を盛る
籠
(
かご
)
、
馬飼
(
うまかい
)
の籠から、旅人の食物を入れる
器
(
うつわ
)
となり、やがて旅人の食事まかないとなり、客舎となり、駅つぎの伝馬旅舎として縁のふかい名であり、うまや新道の名も、
厩
(
うまや
)
も
旧聞日本橋:01 序文/自序
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
、
長谷川時雨
(著)
綽名
(
あだな
)
を牛丸というだけあって彼の職業は牛飼いであった。姓を
馬飼
(
うまかい
)
と云いながら牛を飼うとはコレいかに? と、皮肉な読者は突っ込むかも知れないが、事実彼の商売は卑しい卑しい牛飼いであった。
大鵬のゆくえ
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
かくてクスバの河を逃げ渡つて、
播磨
(
はりま
)
の國においでになり、その國の人民のシジムという者の家におはいりになつて、身を隱して
馬飼
(
うまかい
)
牛飼
(
うしかい
)
として使われておいでになりました。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
(
馬飼
(
うまかい
)
の
厩
(
うまや
)
掃除なら、世話してやるが)
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
依つてその國王が
畏
(
お
)
じ恐れて、「今から後は天皇の御命令のままに
馬飼
(
うまかい
)
として、毎年多くの船の腹を
乾
(
かわか
)
さず、
柁檝
(
かじさお
)
を
乾
(
かわか
)
さずに、天地のあらんかぎり、止まずにお仕え申し上げましよう」
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
飼
常用漢字
小5
部首:⾷
13画
“馬飼”で始まる語句
馬飼吉備彦
馬飼童
馬飼子之介