“宇合”の読み方と例文
読み方割合
うまかい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天平てんぴょう四年八月、藤原宇合うまかい(不比等の子)が西海道節度使さいかいどうのせつどし(兵馬の政をつかさどる)になって赴任する時、高橋虫麿たかはしのむしまろの詠んだものである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
各々家をたて、武智麻呂むちまろを南家、房前ふささきを北家、宇合うまかいを式家、麻呂を京家と称し、各々枢機に参じてゐた。
道鏡 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
藤原宇合うまかい(藤原不比等第三子)が常陸守になって任地に数年いたが、任果てて京に帰る時、(養老七年頃か)常陸娘子ひたちのおとめが贈った歌である。娘子は遊行女婦うかれめのたぐいであろう。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)