“対句”のいろいろな読み方と例文
旧字:對句
読み方割合
ついく78.6%
カブレット7.1%
カプレット7.1%
ツヰク7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もとは詩歌のように力を入れる言葉は、しばしば対句ついくを使うことが、東方文芸の一つの特色であったが、その中でも「おもろ」は最も顕著である。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ダンが、そのように軽業的アクロバチク対句カブレットを夢中にひねくっている一方で、エセックスはダンの対句に材料を提供したこの損害の回復のために、ファルムスとプリムスにあって最善を尽くした。
きっとそのベンチに今坐ったに違いない。だがいったいそれは誰だろう? と、不意に一人の男らしい声が、自分でギターで伴奏をしながら、甘ったるい声で対句カプレットをうたい始めた。
簡単な対句ツヰク的な形式の中に、古代人としての深い知識を含んでゐるものでもあつた。だから、諺に対しては、ある解説を要する場合が多く、其解説者としての宿老トネが、何処にも居つたのである。