“対蹠的”のいろいろな読み方と例文
旧字:對蹠的
読み方割合
たいしょてき52.4%
たいせきてき42.9%
アンチポーダル4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
満面しゅを注いでの熱演は大河の蝉の鳴き声とは全く対蹠的たいしょてきだったが、節まわしはさすがに堂に入ったもので、これも大喝采だった。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
ことに、芝居道の大策士たる女将軍が後ろに控えていて、そのまた後ろには、それは貧乏神とは全く対蹠的たいせきてきな大財閥が一人控えている。
この頭の働きの領土の広さと自由な滑脱性とに関して芭蕉と対蹠的アンチポーダルの位置にいたのはおそらく凡兆のごとき人であったろう。
連句雑俎 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)