“ついく”の漢字の書き方と例文
語句割合
対句100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蓑笠みのかさ」という対句ついくは、丁度「梅にうぐいす」の如くほとんどつきものとして日本ではしばしば歌にさえよまれたが、この言葉も既に早く支那にあったことが分る。
蓑のこと (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
惚れてる婦人おんなが、小野小町花おののこまちのはな大江千里月おおえのちさとのつきという、対句ついく通りになると安心します。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
美徳にせよ悪徳にせよ、すてきな勇侠ゆうきょうにせよ卑猥ひわいな下劣にせよ、調子のよい脚韻と響きのよい言葉とで飾られる時には、彼らはどんな物でも丸飲みにした。あらゆるものが対句ついくの材料となった。