“怯気々々”の読み方と例文
旧字:怯氣々々
読み方割合
びくびく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうどこの時分用事あって、雪の下を通りかかり、かねて評判が高いので、怯気々々びくびくもので歩いて行くと、甲走かんばしった婦人おんなの悲鳴が、青照山のこだまに響いて……きい——きいっ。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いや、まあそんなに怒るな、はたに居る者が怯気々々びくびくする。」
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と最初の一喝に怯気々々びくびくもので、申訳らしく独言ひとりごとのように言う。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)