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怯弱
ふりがな文庫
“怯弱”の読み方と例文
読み方
割合
きょうじゃく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きょうじゃく
(逆引き)
アリストテレースは
凡
(
すべ
)
て徳は中庸にあるとなし、たとえば勇気は粗暴と
怯弱
(
きょうじゃく
)
との中庸で、節倹は
吝嗇
(
りんしょく
)
と浪費との中庸であるといった。能く
子思
(
しし
)
の考に似ている。
善の研究
(新字新仮名)
/
西田幾多郎
(著)
こんな奴に、ばかにされてたまるか、という野蛮な、動物的な格闘意識が
勃然
(
ぼつぜん
)
と目ざめ、とかく
怯弱
(
きょうじゃく
)
な私を、そんなにも
敏捷
(
びんしょう
)
に、ほとんど
奇蹟
(
きせき
)
的なくらい頑強に行動させた。
乞食学生
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
大海
蒼溟
(
そうめい
)
に
館
(
やかた
)
を造る、
跋難佗
(
ばつなんだ
)
竜王、
娑伽羅
(
しゃがら
)
竜王、
摩那斯
(
まなし
)
竜王。竜神、竜女も、色には迷う
験
(
ため
)
し候。外海小湖に泥土の鬼畜、
怯弱
(
きょうじゃく
)
の微輩。
馬蛤
(
まて
)
の穴へ落ちたりとも、空を
翔
(
か
)
けるは、まだ自在。
貝の穴に河童の居る事
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
怯弱(きょうじゃく)の例文をもっと
(4作品)
見る
“怯弱”の意味
《名詞》
怯弱(きょうじゃく)
何かを恐れ気の弱いこと。また、そのようなさま。臆病。
積極的でないこと。また、そのようなさま。
(出典:Wiktionary)
怯
漢検準1級
部首:⼼
8画
弱
常用漢字
小2
部首:⼸
10画
“怯”で始まる語句
怯
怯懦
怯気
怯々
怯者
怯勇
怯惰
怯気々々
怯夫
怯奴
“怯弱”のふりがなが多い著者
西田幾多郎
福沢諭吉
泉鏡花
太宰治