“馬蛤”の読み方と例文
読み方割合
まて100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大海蒼溟(そうめい)に館(やかた)を造る、跋難佗(ばつなんだ)竜王、娑伽羅(しゃがら)竜王、摩那斯(まなし)竜王。竜神、竜女も、色には迷う験(ため)し候。外海小湖に泥土の鬼畜、怯弱(きょうじゃく)の微輩。馬蛤(まて)の穴へ落ちたりとも、空を翔(か)けるは、まだ自在。
貝の穴に河童の居る事 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「神職様。——塩で釣出せぬ馬蛤(まて)のかわりに、太い洋杖(ステッキ)でかッぽじった、杖は夏帽の奴の持ものでしゅが、下手人は旅籠屋の番頭め、這奴(しゃつ)、女ばらへ、お歯向きに、金歯を見せて不埒(ふらち)を働く。」
貝の穴に河童の居る事 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
えい、神職様(かんぬしさま)。馬蛤(まて)の穴にかくれた小さなものを虐(しいた)げました。
貝の穴に河童の居る事 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)