“蹰躇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゅうちょ62.5%
ちゆうちよ25.0%
ちうちよ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
迷亭もここに至って少し蹰躇ちゅうちょていであったが、たちまち脱兎だっとの勢を以て、口を箸の方へ持って行ったなと思うもなく
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
何人なんびと蹰躇ちゆうちよして果たさざるは是が為なりと、人あに自ら知らざらんや、「ポー」の言を反覆熟読せば、思なかばに過ぎん、けだし人は夢を見るものなり、思ひも寄らぬ夢を見るものなり
人生 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
此奴こいつ先刻さつきぼくが飲んだんだから」と云つて、洋盃コツプげたが、蹰躇ちうちよした。代助のすはつてゐる所から、みづてやうとすると、障子のそと硝子戸がらすどが一枚邪魔をしてゐる。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)