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蹰躇
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ちゆうちよ
ふりがな文庫
“
蹰躇
(
ちゆうちよ
)” の例文
何人
(
なんびと
)
も
蹰躇
(
ちゆうちよ
)
して果たさざるは是が為なりと、人
豈
(
あに
)
自ら知らざらんや、「ポー」の言を反覆熟読せば、思
半
(
なか
)
ばに過ぎん、
蓋
(
けだ
)
し人は夢を見るものなり、思ひも寄らぬ夢を見るものなり
人生
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
汚
(
けがら
)
はしい
慾
(
よく
)
のあればこそ
恁
(
か
)
うなつた
上
(
うへ
)
に
蹰躇
(
ちゆうちよ
)
をするわ、
其
(
その
)
顔
(
かほ
)
を
見
(
み
)
て
声
(
こゑ
)
を
聞
(
き
)
けば、
渠等
(
かれら
)
夫婦
(
ふうふ
)
が
同衾
(
ひとつね
)
するのに
枕
(
まくら
)
を
並
(
なら
)
べて
差支
(
さしつか
)
へぬ、それでも
汗
(
あせ
)
になつて
修行
(
しゆぎやう
)
をして、
坊主
(
ばうず
)
で
果
(
は
)
てるよりは
余程
(
よほど
)
の
増
(
まし
)
ぢやと
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
蹰
部首:⾜
19画
躇
漢検1級
部首:⾜
19画