“同衾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どうきん63.2%
ひとつね31.6%
ひとつ5.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
念願かなってお金持の姫君へ聟入りできたが、哀れにもあんまり気がはりつめたか翌朝から下痢を起して、姫君にいやがられ、再び同衾どうきんを許されなくなってしまった。
ところが、ここにすこぶる機転のきく男がいて、あらかじめ細長い砥石といしを用意して行って女と同衾どうきんし、あわやという瞬間に、自分のものをそれとすりかえた。
えぞおばけ列伝 (新字新仮名) / 作者不詳(著)
実は斯々これこれ伍什いちぶしじゅうを語るに、女不審いぶかしげにこのほども或る客と同衾どうきんせしに
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)
それにしてもE師の情痴はあくまでE師らしく、彼女と同衾どうきんの真っ最中でも、抱擁の最高潮時でも、いちいちそのこと自身にいやに糞真面目な理屈がついて廻っていて、それがよほどおかしいのである。
艶色落語講談鑑賞 (新字新仮名) / 正岡容(著)
ことに吾輩が時々同衾どうきんする小供のごときに至っては言語同断ごんごどうだんである。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
渠等かれら夫婦ふうふ同衾ひとつねするのにまくらならべて差支さしつかへぬ、それでもあせになつて修行しゆぎやうをして
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ようや身上みのうえの相談をして、お照は宅へ帰って、得心の上武田重二郎を養子にした処が、お照は振って/\振りぬいて同衾ひとつねをしません。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
けがらわしい欲のあればこそこうなった上に躊躇ちゅうちょするわ、その顔を見て声を聞けば、かれら夫婦が同衾ひとつねするのにまくらを並べて差支さしつかえぬ
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
わしだっても年頃になれば女房にょうぼを持たねえ訳にはいきません、此間こないだあんたが嬉しい事を云ったから女房にしようと約束はしたが、まだ同衾ひとつねをしねえのが仕合しあわせだから
と到頭同衾ひとつねをしましたが、決して男女なんにょ同衾はするものでございません。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
侍「ところで同衾ひとつに寝たんだ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)