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同衾
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ひとつね
ふりがな文庫
“
同衾
(
ひとつね
)” の例文
と
漸
(
ようや
)
く
身上
(
みのうえ
)
の相談をして、お照は宅へ帰って、得心の上武田重二郎を養子にした処が、お照は振って/\振りぬいて
同衾
(
ひとつね
)
をしません。
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
取
交
(
かは
)
せし後にてあれば
同衾
(
ひとつね
)
は
爲
(
なさ
)
ねど已に夫婦で有ると今故なく離縁されては
吾女
(
わたし
)
は世間へ此顏が向られませねば如何なる
越度
(
をちど
)
如何なる
粗想
(
そさう
)
で離縁されしか其趣きを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
汚
(
けが
)
らわしい欲のあればこそこうなった上に
躊躇
(
ちゅうちょ
)
するわ、その顔を見て声を聞けば、かれら夫婦が
同衾
(
ひとつね
)
するのに
枕
(
まくら
)
を並べて
差支
(
さしつか
)
えぬ、それでも汗になって修行をして
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
私
(
わし
)
だっても年頃になれば
女房
(
にょうぼ
)
を持たねえ訳にはいきません、
此間
(
こないだ
)
あんたが嬉しい事を云ったから女房にしようと約束はしたが、まだ
同衾
(
ひとつね
)
をしねえのが
仕合
(
しあわ
)
せだから
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
汚
(
けがら
)
はしい
慾
(
よく
)
のあればこそ
恁
(
か
)
うなつた
上
(
うへ
)
に
蹰躇
(
ちゆうちよ
)
をするわ、
其
(
その
)
顔
(
かほ
)
を
見
(
み
)
て
声
(
こゑ
)
を
聞
(
き
)
けば、
渠等
(
かれら
)
夫婦
(
ふうふ
)
が
同衾
(
ひとつね
)
するのに
枕
(
まくら
)
を
並
(
なら
)
べて
差支
(
さしつか
)
へぬ、それでも
汗
(
あせ
)
になつて
修行
(
しゆぎやう
)
をして、
坊主
(
ばうず
)
で
果
(
は
)
てるよりは
余程
(
よほど
)
の
増
(
まし
)
ぢやと
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
誰かと云うて顔色を変えて……
迂濶
(
うっか
)
りした事は云えない、
確
(
しか
)
と是はと云う
証
(
しょう
)
もなし、何も僕がその密夫と
同衾
(
ひとつね
)
を
為
(
し
)
ていた処を見定めた訳では無いけれども、何うも怪しいと云うのは
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
武田重二郎は中根の家へ養子に来てからお照が
同衾
(
ひとつね
)
を
為
(
し
)
ないのは、何か訳があろうと考えを起して居ります処へ、家来傳助がこれ/\と証拠の文を見せたから、常と違って不埓至極な奴
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
池の端の弁天様へ、兄の
仇
(
あだ
)
を討たぬ
中
(
うち
)
は決して
良人
(
おっと
)
を持ちませんと命に懸けての心願である処へ、
強
(
た
)
って養子をしろと仰しゃるから養子をしたが、重二郎とは
未
(
いま
)
だ
同衾
(
ひとつね
)
を致しませんのは
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と到頭
同衾
(
ひとつね
)
をしましたが、決して
男女
(
なんにょ
)
同衾はするものでございません。
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
同
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
衾
漢検1級
部首:⾐
10画
“同”で始まる語句
同
同一
同胞
同情
同時
同棲
同伴
同志
同僚
同樣