“越度”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おちど83.3%
をちど16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
図書 わたくしこぶしに据えました、殿様が日本一とて御秘蔵の、白い鷹を、このお天守へそらしました、その越度おちど、その罪過でございます。
天守物語 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
其の上当家に越度おちどあらば寺社奉行の裁判を受けるでござろう、とは申すものゝ罪人ざいにんを作るも本意ほんいでない、何も言わずに此の儘お帰りなさるか
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
申さば父の越度をちどとなりまたいはずば吉三郎は殺さるべし兩方まつたきやうには何事もゆかざれども能々よく/\かんがへてこゝろしづかに双方さうはう無事になるやうの御答おこたへ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かくとみし鬼いづれも咎を悔ゆるがなかに、わけて越度をちどの本なりし者そのくゆることいと深ければ、すなはち身を動かして 一二四—一二六
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)