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『枇杷の花』
ふりがな文庫
『
枇杷の花
(
びわのはな
)
』
顔を洗う水のつめたさが、一朝ごとに身に沁みて、いよいよつめたくなって来る頃である。昼過に何か少し取込んだ用でもしていると日の短くなったことが際立って思い知られるころである。暦を見て俄にその年の残った日数をかぞえて見たりするころである。菊の花 …
著者
永井荷風
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「大和 第一卷第一號」大和発行所、1935(昭和10)年1月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約10分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
過
(
すぐ
)
出
(
いず
)
回
(
めぐら
)
大
(
おおき
)
核
(
み
)
通
(
とおり
)
世
(
せい
)
非
(
あ
)
明
(
あきら
)
他
(
た
)
卜居
(
ぼくきょ
)
廉売
(
れんばい
)
後
(
のち
)
徒
(
いたずら
)
忠輝
(
ただあき
)
怨
(
うらみ
)
指
(
ゆびさ
)
木
(
こ
)
甚
(
はなはだ
)
白髪
(
はくはつ
)
目標
(
めあて
)
私
(
わたくし
)
翌日
(
あくるひ
)
芥
(
ごみ
)
草木
(
そうもく
)
落葉
(
らくよう
)
見付
(
みつけ
)
試
(
こころみ
)
述斎
(
じゅつさい
)
丸亀
(
まるがめ
)
主人
(
あるじ
)
之
(
これ
)
京極
(
きょうごく
)
今日
(
こんにち
)
伐
(
き
)
併
(
しか
)
俄
(
にわか
)
偸
(
ぬす
)
兎
(
と
)
匆々
(
そうそう
)
叢生
(
そうせい
)
可憐
(
かれん
)
塀際
(
へいぎわ
)
大抵
(
たいてい
)
妓家
(
ぎか
)
娯
(
たの
)
孤身
(
こしん
)
将
(
まさ
)
小径
(
こみち
)
布
(
し
)
庚申
(
こうしん
)
忽
(
たちま
)
憶
(
おも
)
戊辰
(
ぼしん
)
択
(
えら
)
掃寄
(
はきよ
)
改易
(
かいえき
)
故
(
ゆえ
)
斯
(
か
)
新
(
あらた
)
於
(
おい
)
日数
(
ひかず
)
曽
(
かつ
)
木枯
(
こがらし
)
来
(
きた
)
枇杷
(
びわ
)
核
(
たね
)
梅雨
(
つゆ
)
梢
(
こずえ
)
檜
(
ひのき
)
滑稽
(
こっけい
)
然
(
しか
)
燿蔵
(
ようぞう
)
百舌
(
もず
)
相携
(
あいたずさ
)
祭酒
(
さいしゅ
)
立番
(
たちばん
)
笹啼
(
ささなき
)
築地
(
つきじ
)
羇鳥
(
きちょう
)
聳
(
そび
)
胖庵
(
ばんあん
)
自
(
みずか
)
茅葺
(
かやぶき
)
萎
(
しお
)
蕾
(
つぼみ
)
薪木
(
たきぎ
)
藪鶯
(
やぶうぐいす
)
蝉取
(
せみと
)
角
(
かく
)
許
(
もと
)
諱
(
いみな
)
越州
(
えっしゅう
)
路端
(
みちばた
)
酷吏
(
こくり
)
鎧
(
よろい
)
鑑
(
かんが
)
陋屋
(
ろうおく
)
際立
(
きわだ
)
預
(
あずか
)