“祭酒”の読み方と例文
読み方割合
さいしゅ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はん十一娘は※城ろくじょう祭酒さいしゅむすめであった。小さな時からきれいで、雅致がちのある姿をしていた。
封三娘 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
名は燿蔵ようぞういみな忠輝ただあき、号を胖庵ばんあんといい、祭酒さいしゅ述斎じゅつさいの第二子である。弘化二年十月罪を獲て改易かいえきとなり、その身は讃州丸亀まるがめの領主京極きょうごく氏の藩中に禁固せられた。時にその年五十歳であった。
枇杷の花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
また蜀の祭酒さいしゅ程畿ていきは、身辺わずか十数騎に討ち減らされ、この上は、舟手の味方に合して戦おうと江岸のほとりまで走ってきたところが、そこもすでに呉の水軍に占領されていたので、たちまち
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)