“雅致”の読み方と例文
読み方割合
がち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝鮮ものの雅致がちについては今更述べるまでもなかろう。工藝品の美しさに対して、自然の力を残しておくことは何より肝心だと思える。
陸中雑記 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
武蔵野と云う旅館は今もあるが、二十年前とは持主が変っているそうで、あの時分のは建物も古くさく、雅致がちがあったように思う。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
郷土的な趣味や雅致がちあるものも、購買者が少なければ、製作者もこれに依って生活が出来ぬという経済的原因に支配されて、保存さるべきものが
土俗玩具の話 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)