陸中雑記りくちゅうざっき
所は陸中の国である。盛岡から西へ六、七里も行くであろうか。雫石と呼ぶ村に入る。そこから更に進むと間もなく御明神の村に達する。余り訪う人もない所であるが、一度訪うた者には忘れ難い土地となろう。なぜならここに珍らしい風俗が残るからである。女たち …
作品に特徴的な語句
いずれ ぶち さば ぎょう たずさわ おのず おも がわ あなが おお おとな つまびらか すべ えい めぐ えき にな こぞ 支那シナ 普通なみ 棟上むねあげ まこと 素地きじ ふさ えん 胸当むなあて はなや たた 雫石しずくいし 高台こうだい 一戸いちのへ 一挺いっちょう 一途いちず たけ 乗合のりあい 乾燥かんそう 二戸にのへ たがい 会津あいづ 僧侶そうりょ 八戸はちのへ 刺子さしこ いきおい かく 印度インド つかさど 地漆じうるし 堅牢けんろう 天正てんしょう 如何いか あが 市日いちび 帯紐おびひも 平泉ひらいずみ さいわい おそ よろこ 愛宕あたご 我儘わがまま 手並てなみ 手甲てっこう 手篤てあつ わざ うやま 日詰ひづめ 旺盛おうせい しばら のぞみ すじ 栄華えいが 桑籠くわかご わん 気質かたぎ 活々いきいき 淳朴じゅんぼく さかのぼ うるし 漆器しっき 漆塗うるしぬり くす 片口かたくち 物凄ものすご みだ 男竹おだけ 界隈かいわい くせ