“平泉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひらいずみ81.8%
ひらいづみ18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことに寛永の初年に陸中平泉(ひらいずみ)の古戦場に近い山中で、仙台の藩士小野太左衛門が行逢(ゆきあ)うたというのは、よほど怪しい常陸坊であった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
奥の道は、いよいよ深きにつけて、空は弥(いや)が上に曇った。けれども、志(こころざ)す平泉(ひらいずみ)に着いた時は、幸いに雨はなかった。
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
火(ひ)がどツさり。炭(すみ)が安(やす)い。有難(ありがた)い。平泉(ひらいづみ)の晝食(ちうじき)でも、昨夜(ゆうべ)松島(まつしま)のホテルでも然(さ)うだつた。が、火(ひ)がどツさり。炭(すみ)が安(やす)い。有難(ありがた)い。鐵瓶(てつびん)の湯(ゆ)はたぎる。
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
菖蒲(あやめ)、杜若(かきつばた)は此處(こゝ)ばかりではない、前日(ぜんじつ)——前々日(ぜん/\じつ)一見(いつけん)した、平泉(ひらいづみ)にも、松島(まつしま)にも、村里(むらざと)の小川(をがは)、家々(いへ/\)の、背戸(せど)、井戸端(ゐどばた)、野中(のなか)の池(いけ)、水(みづ)ある處(ところ)には、大方(おほかた)此(こ)のゆかりの姿(すがた)のないのはなかつた。
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)