“弥”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
いや63.8%
いよいよ20.0%
7.5%
3.8%
いよい2.5%
いよ/\1.3%
わた1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
エジプト文明の栄華の煙りが歌の如くに美しくいやがうへにも栄え渡つた時代、クフ(KHUFU)と称ふ王様の御代に帰つて、——。
青白き公園 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
いよいよ御勝おすぐれあそばし、寒さの御障おさわり様もあらせられず、御さえ/″\しく入らせられ候御事、数々御めで度く、御よろこび申上げまゐらせ候。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
蓮華王院れんげおういんの境内から、あのまま他へ姿をかくすことも考えないでもなかったが、それでは、連れの光悦へ非礼に当るし、また禿かむろのりんへ、帰って来るといった言葉が嘘になる。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ぶつウ」
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
子を生みし後も宮が色香はつゆうつろはずして、おのづか可悩なやまし風情ふぜいそはりたるに、つまが愛護の念はますます深く、ちようは人目の見苦みぐるしきばかりいよいくははるのみ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
然者しかれば兼而御話御坐候老人会、いよ/\重陽明日御催に付、拙子も罷出候様先日令弟御入之所、不在に付不得拝答。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
名は雇人なれども客分にあつかはれ、手代となり、顧問となりて、あるじの重宝大方ならざれば、四年よとせひさしきにわたれども主は彼をいだすことを喜ばず、彼もまた家をかまふる必要無ければ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)