“弥々”のいろいろな読み方と例文
旧字:彌々
読み方割合
いよいよ57.1%
いよ/\33.3%
いよよ9.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
哲也の思いは弥々いよいよ増した。とうとう我慢し切れなくなって父親の鉄平に「是非音絵を貰って下さい」とせがんだ。
黒白ストーリー (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
と仕方なく/\祖五郎はわが小屋へ立帰って、急に諸道具を売払い、奉公人にいとまを出して、弥々いよ/\此処こゝ立退たちのかんければなりません。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「あがへるこころぐやと、早く来て見むとおもひて」(巻十五・三六二七)、「相見ては須臾しましく恋はぎむかとおもへど弥々いよよ恋ひまさりけり」(巻四・七五三)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)