“弥縫”の読み方と例文
旧字:彌縫
読み方割合
びほう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
びるとか、人に円満な解決を頼むとか、弥縫びほうの方法を持ちうる人もあるが、父のは、やってしまうと、自身では内心悔いていても
一時を弥縫びほうせんと、ここに私印偽造の罪を犯して武男の連印をかたり、高利の三千円を借り得て、ひとまず官金消費の跡を濁しつ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
共々言外のところにらたな意味を感じ当てたいという考えであるが、これは未熟を弥縫びほうする卑怯ひきょうな手段のようにも見えるが
文章の一形式 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)