“びほう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
弥縫67.6%
糜芳16.2%
彌縫16.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一時を弥縫びほうせんと、ここに私印偽造の罪を犯して武男の連印をかたり、高利の三千円を借り得て、ひとまず官金消費の跡を濁しつ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
騎馬の弓箭隊きゅうせんたいは、ことごとくそこで馬をおりていた。見れば、徐州没落のとき別れたきりの味方、糜竺びじく糜芳びほうの兄弟が、そのなかにじっている。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この彌縫びほう策は翌日になって予科全体をすっかり怒らせる結果になった。カキが公然と予科を騙したこと、子供扱いにしたことが予科のみんなをおこらせた。
海流 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)