“糜芳”の読み方と例文
読み方割合
びほう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
関羽を輔佐する者としては文官に、伊籍いせき糜竺びじく向朗こうろう、馬良などをとどめ、武将には、関平、周倉、廖化りょうか糜芳びほうなどをあとに残して行った。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
騎馬の弓箭隊きゅうせんたいは、ことごとくそこで馬をおりていた。見れば、徐州没落のとき別れたきりの味方、糜竺びじく糜芳びほうの兄弟が、そのなかにじっている。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
孫乾そんけん糜竺びじく糜芳びほうらを城内にのこし、自身は関羽、張飛の両翼を従えて今までの消極的な守勢から攻勢に転じ、俄然、凸形とつけいに陣容をそなえ直した。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)