“凸形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とつがた75.0%
とつけい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見わたすと、渺々びょうびょうの野に、顔良がんりょうの精兵十万余騎が凸形とつがたにかたまって、味方の右翼を突きくずし、野火が草を焼くように押しつめてくる。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すなわち、最高札オナアズは上下の縁が少しばかり凸形とつがたになっているし、並の札は両横の縁が少しばかり凸形になっているのである。
孫乾そんけん糜竺びじく糜芳びほうらを城内にのこし、自身は関羽、張飛の両翼を従えて今までの消極的な守勢から攻勢に転じ、俄然、凸形とつけいに陣容をそなえ直した。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)