“とつがた”の漢字の書き方と例文
語句割合
凸形100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見わたすと、渺々びょうびょうの野に、顔良がんりょうの精兵十万余騎が凸形とつがたにかたまって、味方の右翼を突きくずし、野火が草を焼くように押しつめてくる。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すなわち、最高札オナアズは上下の縁が少しばかり凸形とつがたになっているし、並の札は両横の縁が少しばかり凸形になっているのである。
秀吉の第二軍中川勢の突出は、明智方の最左翼にある斎藤隊がち取った凸形とつがたを、忽ち危ういものにした。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)