弥々いよ/\)” の例文
旧字:彌々
と仕方なく/\祖五郎はわが小屋へ立帰って、急に諸道具を売払い、奉公人にいとまを出して、弥々いよ/\此処こゝ立退たちのかんければなりません。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
美奈子は素気なく答へて歩き出しさうになつたので、久保はもう恥のために弥々いよ/\堪らなくなつて
階段 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
弥々いよ/\明日の夕来た時は寄ってたかって腕足を踏縛ふんじばって、素っ裸にして頭の毛を一本々々引抜いて、其の上で五分だめしにしなければ腹が癒えねえ
跡で若草は弥々いよ/\伊之助の事が心配になり、クヨ/\思うから、漸々だん/″\御飯ごはんも食べられないようになりました、永煩いの処へ食が止ったゆえ若草は次第に痩せ衰え
なんとも返答をいたす事が出来ないんで……矢ッ張黙ってモジ/\といしきばかりを動かし、まるで猫に紙袋かんぶくろをきせましたようにあとずさりをいたしますんで、勝五郎は弥々いよ/\きたちまして
下に囃子はやして居ます。弥々いよ/\重次郎さんが来る時には早めて囃子を致します。
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
此方こちら弥々いよ/\変だと思いますから早足にして、あれから堤方つゝみかたを離れて道塚みちづかへ出て、徳持村とくもちむら霊巌寺れいがんじを横に見て西塚村にしづかむらへ出る畑中の小高い処、此方こなた藪畳やぶだゝみの屏風の様になって居る草原の処を通り掛ると
志「弥々いよ/\難かしくなったら飛出そうか」