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弥
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いよいよ
ふりがな文庫
“
弥
(
いよいよ
)” の例文
旧字:
彌
弥
(
いよいよ
)
御勝
(
おすぐれ
)
あそばし、寒さの
御障
(
おさわ
)
り様もあらせられず、御さえ/″\
敷
(
しく
)
入らせられ候御事、数々御めで度く、御よろこび申上げまゐらせ候。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
御
国許
(
くにもと
)
之儀は、
弥
(
いよいよ
)
稠敷
(
きびしく
)
被
二
仰渡
一
候由候処に、
令
(
せしめ
)
二
違背
一
密々呑申者共有
レ
之、後には相知、皆死罪に為
レ
被
二
仰渡
一
由候云々。
法窓夜話:02 法窓夜話
(新字新仮名)
/
穂積陳重
(著)
独語
(
ひとりご
)
つやうに言ひて、満枝は
弥
(
いよいよ
)
寄添ひつ。貫一は
怺
(
こら
)
へかねて力任せに
吽
(
うん
)
と曳けば、手は離れずして、女の体のみ倒れかかりぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
然ニ先日の御書中大芝居の一件、
兼而
(
かねて
)
存居候所とや、実におもしろく
能
(
よく
)
相わかり申候間、
弥
(
いよいよ
)
憤発可
レ
仕奉
レ
存候。
手紙:107 慶応三年九月二十日 木戸孝允あて
(新字旧仮名)
/
坂本竜馬
(著)
どんな女か見たいとも思ったが、今更見るのは
弥
(
いよいよ
)
間が悪いので見ずにいる。そのうちに純一は又寐入った。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
で、
弥
(
いよいよ
)
移居
(
ひっこし
)
を始めてこれに
一朝
(
ひとあさ
)
全潰
(
まるつぶ
)
れ。傷も
痛
(
いたん
)
だが、何のそれしきの事に
屈
(
めげ
)
るものか。もう健康な時の心持は
忘
(
わすれ
)
たようで、全く
憶出
(
おもいだ
)
せず、何となく
痛
(
いたみ
)
に
慣
(
なじ
)
んだ形だ。
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
何となればわたくしは癸亥震災以後、現代の人心は一層険悪になり、風俗は
弥
(
いよいよ
)
頽廃
(
たいはい
)
せんとしている。
此
(
かく
)
の如き時勢にあって身を処するにいかなる道をか取るべきや。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「何故と言って、彼奴は馬鹿だ、課長に向って
此間
(
こないだ
)
のような事を言う所を見りゃア、
弥
(
いよいよ
)
馬鹿だ」
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
濃州に立越え稲葉伊予守に所縁あるを以て暫時かくまはれて居たりしかば、信長の
軍立
(
いくさだて
)
を
能々
(
よくよく
)
見知りてありけるが、
今度
(
このたび
)
織田徳川矛盾に及ぶと、浅井を
見続
(
みつ
)
がずば
弥
(
いよいよ
)
不忠不義の名を
蒙
(
こうむ
)
るべしとおもひ
姉川合戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
「私、
弥
(
いよいよ
)
決心しました。」女の方から話しかけた。
計画
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
其後
腫脹
(
しゅちょう
)
弥
(
いよいよ
)
甚しかったと記してある。
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
冷気次第に相増し候へ共、
弥
(
いよいよ
)
御安全可
レ
被
レ
成目出度奉
レ
存候。
随而
(
したがつて
)
野生儀道中筋無
二
異議
一
江戸に着仕り、築地屋敷に罷在候。乍
レ
憚御休意被
レ
下度候。
手紙:002 安政三年九月二十九日 相良屋源之助あて
(新字旧仮名)
/
坂本竜馬
(著)
ただ
飛来
(
とびく
)
る
弾丸
(
たま
)
に向い
工合
(
ぐあい
)
、それのみを気にして、さて
乗出
(
のりだ
)
して
弥
(
いよいよ
)
弾丸
(
たま
)
の的となったのだ。
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
弥
(
いよいよ
)
御機嫌よく、御悦申上候。相かはらず来月十九日納会相催し候まゝ、何とぞ/\御ばゝ様御同道にて
御出
(
おいで
)
願ひ上候。遠方
故
(
ゆえ
)
御出なくば、御詠にてもいたゞき度、此段申上候。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
この障礙は
上
(
かみ
)
に抽斎の経歴を叙して、その安政中の末路に近づいた時、早く既に
頭
(
こうべ
)
を
擡
(
もたげ
)
げて来た。これから
後
(
のち
)
は、これが
弥
(
いよいよ
)
筆端に
纏繞
(
てんじょう
)
して、
厭
(
いと
)
うべき拘束を加えようとするであろう。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
七月、タバコ
法度
(
はっと
)
之事、
弥
(
いよいよ
)
被
レ
禁ト云々、火事其外ツイエアル故也。
法窓夜話:02 法窓夜話
(新字新仮名)
/
穂積陳重
(著)
当時於
二
江戸
一
も
弥
(
いよいよ
)
攘夷と申に相成、勝麟太郎殿其事に
與
(
あずかり
)
、元より幕よりも重く被
レ
命候事ニて候。猶龍馬らも要ニ有
レ
之候て江戸よりの書状八月廿八日ニ参り同九日ニ大坂を発足致事ニ相成候。
手紙:013 文久三年八月十九日 川原塚茂太郎あて
(新字旧仮名)
/
坂本竜馬
(著)
其事を承り候てハ、早〻下の関へ出かけ候も、何と
か力ラなく
(
もふ敵がなけれバ、
)
奉
レ
存候。将軍も
弥
(
いよいよ
)
死去仕、後ハ一橋又紀州が後ト目ニ望ミ候得ども、一向一
条
(
定
)
の論なく候よし。何レニしても幕中大破ニ相成候よし。
手紙:036 慶応二年八月十六日 三吉慎蔵あて
(新字旧仮名)
/
坂本竜馬
(著)
弥
(
いよいよ
)
御機嫌
能
(
よく
)
可
レ
被
レ
成
二
御座
一
目出度奉
レ
存候。
手紙:086 慶応三年八月八日 坂本権平あて
(新字旧仮名)
/
坂本竜馬
(著)
弥
常用漢字
中学
部首:⼸
8画
“弥”を含む語句
南無阿弥陀仏
弥増
須弥壇
弥撒
弥々
須弥山
安阿弥
荘厳弥撒
弥生
本阿弥
阿弥陀如来
沙弥
世阿弥
阿弥陀仏
弥兵衛
南無阿弥陀
卑弥呼
弥彦
丸橋忠弥
弥撤
...