“随而”の読み方と例文
読み方割合
したがつて100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実に正義之人国之元気に御座候間、一人にりくせられ候へば、自ら元気をそこなひ候。自ら元気を戕候へ、性命も随而したがつて滅絶仕候。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
冷気次第に相増し候へ共、いよいよ御安全可成目出度奉存候。随而したがつて野生儀道中筋無異議江戸に着仕り、築地屋敷に罷在候。乍憚御休意被下度候。
被思召付尊札おぼしめされつけのそんさつ 忝次第かたじけなきしだいに御座候 随而したがつてせがれ伊織いおり儀 御成に立申趣たちまをすのおもむき大慶に奉存候 拙者儀老足可被成御推量らうそくごすゐりやうなさるべく候 貴公様 御はたもと様 御家中衆へも手先にて申置候 ことに御父子共 本丸迄 早々被成御座ござならせられ(候)趣 驚目きやうもく申候 拙者も石にあたり すねたちかね申故 御目見得にも被仕不仕つかまつられず猶重なほかさねて 可得尊意候そんいをうべくさふらふ 恐惶謹言
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)