“伊織”の読み方と例文
読み方割合
いおり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二三日して、とぼしい手まはりのものを持つて妙子は隆吉におくられて、伊織いおりのアパートに行つた。伊織はちやんと部屋の中を片づけて待つてゐた。
崩浪亭主人 (旧字旧仮名) / 林芙美子(著)
森枳園、名は立之りっし、字は立夫りつふ、初め伊織いおり、中ごろ養真ようしん、後養竹ようちくと称した。維新後には立之を以て行われていた。父名は恭忠きょうちゅう、通称は同じく養竹であった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「七年前まで、谷口樣と私の配偶つれあひの小倉嘉門と、右隣の矢並樣御先代伊織いおり樣とは、御同藩でございました」