“立夫”の読み方と例文
読み方割合
りつふ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「廿七日、晴。駅の出口にて立夫りつふに別る。(中略。)小田原入口にて午餐す。(中略。)夕方宮下奈良屋に投宿す。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
蘭軒は二児榛軒こう、柏軒ちようを除く外、こと/″\あざなを以て称してゐる。その人物の明白なるものは森立之りつし、字は立夫りつふ、岡西徳瑛とくえい、字は君瑤くんえうの二人に過ぎない。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
森枳園、名は立之りっし、字は立夫りつふ、初め伊織いおり、中ごろ養真ようしん、後養竹ようちくと称した。維新後には立之を以て行われていた。父名は恭忠きょうちゅう、通称は同じく養竹であった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)