“徳瑛”の読み方と例文
読み方割合
とくえい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蘭軒は二児榛軒こう、柏軒ちようを除く外、こと/″\あざなを以て称してゐる。その人物の明白なるものは森立之りつし、字は立夫りつふ、岡西徳瑛とくえい、字は君瑤くんえうの二人に過ぎない。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
栄玄の子で、父に遅るることわずか四月しげつにして歿した玄亭は、名を徳瑛とくえいあざな魯直ろちょくといった。抽斎の友である。玄亭には二男一女があった。長男は玄庵、次男は養玄である。むすめは名をはつといった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)