“全潰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まるつぶ50.0%
まるつぶれ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、弥(いよいよ)移居(ひっこし)を始めてこれに一朝(ひとあさ)全潰(まるつぶ)れ。傷も痛(いたん)だが、何のそれしきの事に屈(めげ)るものか。もう健康な時の心持は忘(わすれ)たようで、全く憶出(おもいだ)せず、何となく痛(いたみ)に慣(なじ)んだ形だ。
朝飯(あさめし)を済せて伯父さんの先生の出勤を見送って了うと、学校は午後だから、其迄は身体に一寸(ちょっと)隙(すき)が出来る。其暇(そのひま)に自分の勉強をするのだが、其さえ時々急ぎの謄写物(とうしゃもの)など吩咐(いいつか)って全潰(まるつぶれ)になる。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)