“まるつぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
丸潰85.7%
全潰7.1%
円潰7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思ったよりも長篇なので、前後半日と中一日を丸潰まるつぶしにしてようやく業をえて考えて見ると、中々骨の折れた作物である。
で、いよいよ移居ひっこしを始めてこれに一朝ひとあさ全潰まるつぶれ。傷もいたんだが、何のそれしきの事にめげるものか。もう健康な時の心持はわすれたようで、全く憶出おもいだせず、何となくいたみなじんだ形だ。
「お眼がお高い——へっへ、あれからこっち円潰まるつぶれでさあ、いや、本心」
助五郎余罪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)