『土』に就て『つち』について長塚節著『土』序ながつかたかしちょ『つち』じょ
「土」が「東京朝日」に連載されたのは一昨年の事である。そうして其責任者は余であった。所が不幸にも余は「土」の完結を見ないうちに病気に罹って、新聞を手にする自由を失ったぎり、又「土」の作者を思い出す機会を有たなかった。 当初五六十回の予定であ …
作品に特徴的な語句
うけが ばかり おく 憧憬しょうけい ひそ だけ やむ こし あり きわ あぜ 先達せんだっ つい にく ほと ひそ 矢張やはり いやし 丁度ちょうど まる 丸潰まるつぶ 仕舞しま もっ 何処どこ 何故なぜ 何方どちら 何時いつ まま つぐな 其所そこ そな 到底とうてい 刺戟しげき つの いや ただ 困憊こんぱい ほか 天賦てんぷ 夫迄それまで 夫限それぎり 如何いか むし もっと 屹度きっと おこた ことごと あわ いきどお 成程なるほど 所謂いわゆる 技倆ぎりょう など かつ 摯実しじつ 斯様かよう おい かたがた これ 是丈これだけ 是程これほど 是等これら はん ごう ようや しか 狡猾こうかつ 独特ユニーク 理窟りくつ 生涯しょうがい 田舎いなか はたけ 矢鱈やたら 程遠ほどとお はず 精緻せいち 緒口いとぐち もつ まと ののし かか いささ 肝心かんじん