“夫限”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
それぎり66.7%
それかぎ16.7%
それぎ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
斯う云つた平岡は、急に調子をおとして、きわめて気のない返事をした。代助は夫限それぎりめなくなつた。やむを得ず
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
あららげ今夜實に死しなば萬事夫限それかぎもし死せずんば明日貴殿きでんを只は差置難さしおきがたしと云に白水翁夫は道理もつともなり其許明日までつゝがなくんば來つて我首わがくびを取給へと申せば靱負はかれ言葉ことばつよきを聞て彌々いよ/\いきどほり白水を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
二人ふたり夫限それぎりしばらくくちかずにゐた。ちゝは此沈黙を以て代助に向つて与へた打撃の結果と信じた。やがて、言葉をやわらげて
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)