“緒口”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
いとぐち82.3%
いとくち8.1%
イトグチ8.1%
ちょこ1.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“緒口”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.3%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
とは、いて訊いてみる気がしなかった。そんな緒口いとぐちから、佐渡とのあいだに、武蔵の名が話に出ることは、好ましくない。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、雪之丞は、兄弟子が出世の緒口いとぐちを、首尾よく掴み得たのを喜ぶというような、く気軽な挨拶で受けた。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
二人はそれを緒口いとくちにまた話を始めた。そうしてまた二人に共通な興味のある先生を問題にした。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
通を曲って横町へ出て、なるべく、話の為好しいしずかな場所を選んで行くうちに、何時か緒口いとくちが付いて、思うあたりへ談柄だんぺいが落ちた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
研究の緒口イトグチがつき始めた時分には、事実はあらゆる関係に、首尾両端を没して了うてゐる。
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
さすがの聡明第一の大師も、酒の量は少かつた。其が、今日は幾分いけた、と見えて、話が循環して来た。家持は、一度はぐらかされた緒口イトグチに、とりついた気で、
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
コウタケのことをこの辺では馬喰茸ばくろうたけといっているが、その名の通り見た眼には恐ろしい茸で、形は傘をお緒口ちょこにしたようなものだが、色が黒く、毛だらけで、いかにも馬喰らしい。
山の秋 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)