“緒〆”の読み方と例文
読み方割合
おじめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六部はなにか急ぎ足だったが、もう一度軒下へもどって行って、隙洩(すきも)る燈火(あかり)にかざしながら、仔細に印籠の模様や緒〆(おじめ)を調べていた。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その席へ幇間(ほうかん)が一人やって来て言うことには、ただいま拙(せつ)は、途中で結構なお煙草入の落ちていたのを見て参りました、金唐革(きんからかわ)で珊瑚珠(さんごじゅ)の緒〆(おじめ)
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
鬱金(うこん)木綿が薄よごれて、しなびた包、おちへ来て一霜(ひとしも)くらった、大角豆(ささげ)のようなのを嬉しそうに開けて、一粒々々、根附だ、玉だ、緒〆(おじめ)だと、むかしから伝われば
開扉一妖帖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)