“独特”のいろいろな読み方と例文
旧字:獨特
読み方割合
ユニーク50.0%
どくとく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余は彼の独特ユニークなのに敬服しながら、そのあまりに精細過ぎて、話の筋を往々にして殺して仕舞しまう失敗を歎じた位、彼は精緻せいちな自然の観察者である。
だから何処どこう出て来ても必ず独特ユニークである。其独特ユニークな点を、普通の作家の手に成った自然の描写の平凡なのに比べて、余は誰も及ばないというのである。
校庭に出ると、今日はじめて親の手をはなれ、ひとりで学校へきた気負きおいと一種の不安をみせて、一年生のかたまりだけは、独特どくとくな、無言のざわめきをみせている。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)