“気負”のいろいろな読み方と例文
旧字:氣負
読み方割合
きお82.4%
きおひ5.9%
きを5.9%
キオ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、おのおの出撃すべしと気負きおい立って、令を求めたが、家康はいっこうよろこぶ気色もなく、また、追い撃ちも、断じてゆるさなかった。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
上反鬚うはぞりひげ気負きおひみせ
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
千種は深水の気負きをつた議論を聴いてゐると、それは何よりも苦しい自己弁護のやうにも思へるのだが、また一方、彼自身の場合を離れて考へてみると
双面神 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
多少の気負キオひはあるとしても、九代目団十郎を師匠と呼ぶことが多くなつたのは、彼にとつて意味の深いことゝ見ねばならぬ。
菊五郎の科学性 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)