“精緻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいち98.0%
せいみつ2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その精緻（せいち）な社会主義的方面の知識と、改革者的な熱誠とを文筆に傾倒して、最も率直に我国の急進派婦人を代表される山川菊栄（やまかわきくえ）夫人が
新婦人協会の請願運動 (新字新仮名) ／ 与謝野晶子(著)
すべてのものに開かれ、何物も否定せず、何物も憎まず、寛大な同情で世界を観照する、広い精緻（せいち）な精神的好奇心をそなえていた。
ジャン・クリストフ：09 第七巻　家の中 (新字新仮名) ／ ロマン・ロラン(著)
平次の問ひが次第に微妙に精緻（せいみつ）になつて行くのを、三輪の萬七は擽（くす）ぐつたい顏で聽いてをります。
銭形平次捕物控：231 鍵の穴 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)