“せいち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
精緻78.9%
聖地7.0%
星馳3.5%
棲遅3.5%
栖遅1.8%
生致1.8%
精微1.8%
西馳1.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは録音がやや古いのが欠点で、この曲の精緻せいちな味は同じビクターのブライロフスキーを聴くがよい(JD一六四三—五)。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
次第に生長し変化して、初期の美しさを失ったが、同時に精緻せいちに暗くなっていくストラヴィンスキーを見るのは興味深い。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
——耶路撒冷イエルサレムくのです、聖地せいち恢復とりかへしくのです。
これこそ聖地せいちだ。
力ある弧状を描いて走るその電光のここかしこに本流から分岐して大樹の枝のように目的点に星馳せいちする支流を見ることがあるだろう。
惜みなく愛は奪う (新字新仮名) / 有島武郎(著)
既にして次年癸亥に至り、柏軒が京都の旅寓に病んだ。孫は報を得て星馳せいち入洛し、師の病牀に侍したのであつた。当時江戸にある兄清川玄道徴は三十七歳、京都にある弟多峰安策孫は二十六歳であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
半年ほどたった時老父の熙は突然流行感冒で老妻を先立たせ、また文官年限令で帝国大学教授の職を免ぜられたので、これを機会に千駄木の家を人に貸して、以前から別荘にしてあった世田ヶ谷の廃屋に棲遅せいちした。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
一体庭樹といふものの多くが、人間の好みに適応するやうに囚へられ、撓められ、造り替へられてゐるのに比べて、雑木はその持味の素朴さ、粗々しさ、とげとげしさの感じが失はれてゐないだけに、それにとり囲まれてゐると、どうかすると人をして山林の中に棲遅せいちしてゐるやうな幻想を抱かしめるものだ。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
才はつたなくして零落れいらくせり、槐葉くわいえふ前蹤ぜんしようし難く、病重うして栖遅せいち
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
宝素が友人の妻のために、遠く摂州の慈姑を生致せいちしたのは、伝ふべき佳話である。嶺南の茘枝れいしは帝王の驕奢を語り、摂州の慈姑は友朋の情誼を語る。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
ドビュッシーほど詩はないが、ドビュッシーよりはリアリスティックで技巧はもっと精微せいちであり簡勁かんけいでもあった。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
レーン氏はかくのごとき宣言を公にしたる後、南船北馬、東奔西馳せいち、熱心にその計画の有益かつ必要なることを伝道したるところ、志を同じゅうする者少なからざるの勢いなりしをもって、すなわち人を欧米に派遣して理想国建設の地を卜せしめ
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)