“せいび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
成美31.3%
凄美25.0%
精微12.5%
整備12.5%
斉美6.3%
生尾6.3%
青眉6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この時代のはじめの方には、江戸では白雄、蓼太の門弟があって、その外に成美せいびなどもいる。
俳句上の京と江戸 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
散りかねる夕ざくらの凄美せいびを増した櫛まきの姐御、ぽっと頬のあからんでいるのに気がつけば、ふたりのあいだにのみ干された茶碗酒がふたつ。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
しかしてみづかべんじてはるゝは、作者さくしや趣意しゆいは、殺人犯さつじんはんおかしたる人物じんぶつは、その犯後はんごいかなる思想しそういだくやらんとこゝろもちひて推測おしはか精微せいびじよううつして己が才力を著はさんとするのみと。
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
これにしたがつて都市とし漸次ぜんじ整備せいびたつたのである。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
斉美せいび小学校戦災児童の霊」
原爆詩集 (新字新仮名) / 峠三吉(著)
知定院殿ちていいんでん大権坊だいごんぼうという奇験の僧によりて修したところ、夢中に狐の生尾せいびを得たり、なんどとある通り、古くから行われていたし、稲荷と荼吉尼は狐によって混雑してしまっていた。
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「聞くならく呉の孫桓そんかんもまだ青眉せいびの若武者だそうです。この第一陣には、それがしを出して、彼と戦わせて下さい」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)