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凄美
ふりがな文庫
“凄美”の読み方と例文
読み方
割合
せいび
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せいび
(逆引き)
人々のすがたはみな、
紅葉
(
もみじ
)
を
浴
(
あ
)
びたように、点々の
血汐
(
ちしお
)
を
染
(
そ
)
めていた。勇壮といわんか
凄美
(
せいび
)
といわんか、あらわすべきことばもない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
散りかねる夕ざくらの
凄美
(
せいび
)
を増した櫛まきの姐御、ぽっと頬のあからんでいるのに気がつけば、ふたりのあいだにのみ干された茶碗酒がふたつ。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
抱月氏の
逝去
(
せいきょ
)
された翌日、須磨子は明治座の「緑の朝」の狂女になっていて、舞台で
慟哭
(
どうこく
)
したときの写真も
凄美
(
せいび
)
だったが、死の幾時間かまえにこんなに落附いた静美をあらわしているのは
松井須磨子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
凄美(せいび)の例文をもっと
(4作品)
見る
凄
常用漢字
中学
部首:⼎
10画
美
常用漢字
小3
部首:⽺
9画
“凄”で始まる語句
凄
凄惨
凄味
凄愴
凄艶
凄気
凄腕
凄然
凄婉
凄絶
“凄美”のふりがなが多い著者
林不忘
吉川英治
長谷川時雨