“作者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わたし36.4%
さくしや31.8%
さくしゃ13.6%
わたくし13.6%
うちて4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし作者わたしはしばらくの間物語の筋を横へらせ、青木原あおきがはらで陶器師と別れた高坂甚太郎の身の上について少しく説明しようと思う。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
もしこの評眼ひようがんをもちて財主の妹を財主と共に虐殺したる一節をまば、作者さくしや用意よういの如何に非凡ひぼんなるかをるにまどはぬなるべし。
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
『ジャン・クリストフ』の作者さくしゃロマン・ローランは、西暦せいれき千八百六十六ねんフランスにまれて、現在げんざいではスウィスの山間さんかんんでいます。
ジャン・クリストフ (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
ところで作者わたくしはよくものしり顔に古書の端々を引きあいにもちだすが、これは決して物語の辻褄をあわせるための手段ではない。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
零点イヤなのかい……ウーム。驚いたよ。お前は知っているのかい作者うちてを……」
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)