“非凡”の読み方と例文
読み方割合
ひぼん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もしこの評眼ひようがんをもちて財主の妹を財主と共に虐殺したる一節をまば、作者さくしや用意よういの如何に非凡ひぼんなるかをるにまどはぬなるべし。
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
学校に行かなければ学問が出来ないような、教育を受けなければ立身が出来ないような、そんな人間なら別段非凡ひぼんな能力や材幹があるのじゃない。
小僧の夢 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
それほど、ジェンナーは自然を観察する非凡ひぼんな力をもっていました。それであればこそ、搾乳婦さくにゅうふの言葉をきいて、ただちに種痘法しゅとうほうに思いついたのです。
ジェンナー伝 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)