“孫桓”の読み方と例文
読み方割合
そんかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「聞くならく呉の孫桓そんかんもまだ青眉せいびの若武者だそうです。この第一陣には、それがしを出して、彼と戦わせて下さい」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さきに前線へ来て悪戦苦闘を続けておられたわが呉王の甥君おいぎみたる孫桓そんかんは、先頃から夷陵いりょうの城に取り籠められ、内に兵糧なく、外は蜀兵に遮断されておる。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
誰かと見れば、孫権のおいにあたる武衛都尉の孫桓そんかんだった。年歯わずか二十五歳の青年である。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)