“そんかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
孫桓33.3%
孫観33.3%
尊翰33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「聞くならく呉の孫桓そんかんもまだ青眉せいびの若武者だそうです。この第一陣には、それがしを出して、彼と戦わせて下さい」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さきに前線へ来て悪戦苦闘を続けておられたわが呉王の甥君おいぎみたる孫桓そんかんは、先頃から夷陵いりょうの城に取り籠められ、内に兵糧なく、外は蜀兵に遮断されておる。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
泰山たいざん大盗だいとう孫観そんかん呉敦ごとんをはじめ、馬首をそろえて、彼へ喚きかかってきたが、一人として許褚きょちょの前に久しく立っていることはできなかった。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
呂布の立場になってみると、今はただ臧覇ぞうは孫観そんかんなどの泰山の賊党がたのみであろうと思われる。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
尊翰そんかん拝見つかまつり候。小春の節に御座候ところ、御渾家ごこんかそろい遊ばされ、ますます御機嫌ごきげんよく渡らせられ、恭賀たてまつり候。くだって弊宅異儀なくまかりあり候間、はばかりながら御放念下されたく候。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)