“臧覇”の読み方と例文
読み方割合
ぞうは100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呂布の立場になってみると、今はただ臧覇ぞうは孫観そんかんなどの泰山の賊党がたのみであろうと思われる。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
臧覇ぞうは李典りてん于禁うきんなどの諸大将もあらかた留め、曹仁を総大将として、青州徐州の境から官渡かんとの難所にいたるまでの尨大ぼうだいな陣地戦は、そのまま一兵の手もゆるめはしなかった。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
蕭関の防ぎには、お味方の陳宮や臧覇ぞうはも向っていますが、多くは泰山の孫観そんかんとか呉敦ごとんなどの兵です。彼らはもともと山林の豺狼さいろう、利に遭えば、いつ寝返りを打つかも知れません。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)