“孫堅”の読み方と例文
読み方割合
そんけん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わしに望蜀ぼうしょくの意はあるとしても、あんな山地の一方に屈して、曹操そうそう孫堅そんけんごとき者と争い、互角ごかくに一生を終るなど、手本とはいたしたくない。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かつては江東の孫策そんさくの父孫堅そんけんすら、その領土へ侵入しては、惨敗の果てその身も戦死をとげ、恨み多き哀碑あいひを建てて、いたずらに彼を誇らせたほどな地である。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これは呉郡富春ごぐんふしゅん(浙江省・富陽市)の産で、孫堅そんけんあざな文台ぶんだいという者です。いにしえの孫子が末葉であります。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)