聖地せいち)” の例文
糸染川いとぞめがわ神仙川しんせんがわ合流ごうりゅうするところで、熊蔵の一隊と一つになり、聖地せいちのごとき百合ゆり香花こうかみあらし、もうもうとしたちりをあげて、れいのつたのかけはしまで殺到さっとうした。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なぜといふに、自分じぶんしゆきみおもたてまつると、其聖墓そのおはかこゝろうちにもうはいつてゐるからだ。亜孟アメン。どれ、日射ひあたりのいゝ此処ここへでも寝転ねころばうか。これこそ聖地せいちだ。われらが御主おんおるじ御足みあし何処どこをもきよくなされた。
ひたむきに「絶対音楽の聖地せいち恢復かいふく」の理想に突進したのである。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
耶路撒冷イエルサレムくのです、聖地せいち恢復とりかへしくのです。